いまどきのLGBT(ゲイ,レズビアン)の出会い事情-2018年
【最近のLGBTの出会い事情の変化】
これまでの日本では、LGBの世界はどちらかと言うと閉鎖的で、人目の避けるような場所や時間で出会いを探すことが多かったようです。
特に夜の時間帯のバーや専用の場所を介して出会うということになります。
しかし近年では欧米の先進的な価値観が国民に広がり、日本社会でも受け入れられ始めています。
日本人口の約7.6%、13人に1人はLGBTという統計データがあり、認知・理解は深まっており、公にする機会が広がっております。
これまでの閉鎖的な環境から脱し、オープンになりつつあります。
全国69,989名を対象に、LGBT（※1）を含む性的少数者＝セクシュアル・マイノリティ（以下、LGBT層）に関する広範な調査を実施しました。その結果、LGBT層に該当する人は7.6%
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2015/0423-004032.html
さて、出会いの事情はどう変化したかと言うと、スマートフォンの普及により、インターネットの世界で出会う人が圧倒的に増加してきたのです。
海外ではゲイ層向けのマッチングアプリが人気を博しており、「Grindr」というアプリが700万人利用し、お隣の中国では「blued」というアプリが2000万人利用しております。
圧倒的にマッチングアプリを利用して出会いの機会を求める人が多いようです。
◆Grindr
https://itunes.apple.com/us/app/grindr-gay-chat/id319881193?mt=8
Grindrは2009年にJoel Simkhai(ジョエル・シムカイ)によって創設された同性愛者向けのマッチングサービスアプリです。主にゲイに人気があり、GPS機能で自分の現在位置を特定し自分の周辺にいる出会いを求めている人とメッセージを送受信できる仕組みです。現在192か国でサービスを展開、利用者数は700万人に上り、常時100万人に利用されています。
◆Blued
https://itunes.apple.com/jp/app/blued-gay-social-network/id1090274263?mt=8
Bluedは、2000年にゲイ男性のためのオンラインコミュニティとして設立され、急成長するとともにゲイに対する社会的態度も変化させました。世界最大のゲイ向けソーシャルネットワークだとしており、全ユーザ数は約2,700万人、デイリーユーザ数は300万人となります。ユーザの約80％は中国から利用しています。
【国内のLGBTの出会い】
日本国内はどうかと言うと、海外と比較してもゲイ対象のマッチングアプリは、まだまだ少ないようですが、徐々に増加しているようで主流になるのは間違いないでしょう。
PairsやOmiaiといった男女のマッチングアプリは、一足先に健全なサービスとして浸透し、広く利用されています。
日本国内でも、ゲイやレズ出会い、LGBT層の健全なマッチングサービスが増えてくるでしょう。
幾つか人気のアプリを紹介してみましょう。
◆日本発のゲイアプリ「9monsters」
https://itunes.apple.com/jp/app/9monsters/id451345005?mt=8
日本発のゲイアプリとして人気を博しているようです。
9monstersというアプリ名を表現する機能があり、自分が気になった相手を選んでいくことによって、自分のタイプが9つの動物から決まるという機能です。
これまでに無かった面白いコンセプトのため、ゲーム性のあるサービスでしょう。
基本的な機能も充実しており、GPSを利用した近隣ユーザー検索機能、ユーザー同士のメッセ、マッチング機能、「いいね」や「お気に入り」機能など豊富な機能があるようです。
◆安心安全なLGBTマッチングアプリ「Neutro」
インターネット異性紹介事業届出を行っているサービスのようです。
また、身分証明書によって本人確認を行いさくらユーザーを防いでいるようです。
匿名でも登録は出来るようなため、手軽に安心して利用出来るアプリかもしれません。
機能面として特徴があるのはカテゴリ機能で、「スポーツ好き」「おしゃれ好き」や、「お酒好き」などの、お相手の好きなことから探すことができるようです。
価値観の近い相手を探すことができるのかもしれません。
日本のLGBTの認知・理解はまだ始まったばかりです。
企業が雇用の側面から対応に取り組む動きも増加傾向にあり、今後LGBTに対するはより一層深まります。
誰しもがオープンになれる世界を願います。
